被災地の復興が遅れているのは、登記簿が原因!?

 

こんにちは。

 

昨日は、色々な専門家が集まって、

取り扱っている難しい事例を検討するというような勉強会を行いました。

 

私のところからもいくつか事例を出させていただき、

色々な専門家のご意見をいただいてきました。

 

最近ご相談が増えている案件でいうと、

ご実家が地方にあり、ご両親が施設に入って空き家になるから

不動産を売却か運用をしたいんだけど、不動産所有者である両親が

認知症になりかけている。

現状でどんな対策が取れるだろうか?

 

なんていう感じのテーマをあげさせていただきました。

 

こういう話では税務も絡むので、税理士さんと一緒に動くことが多いのですが、

昨日は、不動産コンサルタントやFP、保険屋さんなど

違う視点を持つ方たちからのご提案を受けることができて、

非常に参考になりました。

 

昨日の話を、実際の事例に落とし込んで、

お客様に満足いただけるような提案ができるように頑張ります!

 

 

さて、先ほど「地権者はゴースト、所有者不明地という日本の難題

という記事を読みました。

 

この記事によると、被災地の復興が遅れているのは、

登記簿を見ても土地の所有者が誰だかわからず、

それが理由で行政による土地の買収がスムーズにいかないことが原因だそうです。

 

登記簿とは、土地の所有者名簿のようなもので、

土地を買ったり相続したりした時に、法務局に申請することで

登記簿に所有者として自分の名前を載せることができます。

 

この登記簿に所有者として名前が載るということは、

国が所有者が誰なのか認めてくれているようなものなので、

自分の権利を守るという意味で非常に重要です。

 

で、問題になっているのが、

この登記簿に名前を載せるというのは、

所有者の権利であって、義務ではないということ。

 

したがって、土地の権利を取得したけれども、

登記しないことも可能なのです。

 

通常、土地を買うということは、非常に高い買い物ですし、

自分の権利を守るために登記をすることがほとんどです。

(ローンを組むためには登記が必須になってますしね。)

 

しかし、田舎の土地を相続して、その土地にはほとんど価値がない。

売りたくても売れない土地だ。

そんな土地に費用をかけて登記をする意味はないでしょ。

だから放っておく。

 

とか、

 

そもそも、登記なんて言うものを知らない。。

だから、手続きしなかった。

 

 

という感じになってしまうことも結構あります。

 

そうすると、登記簿上で所有者として名前が載っているのは、

もう亡くなっている祖父だとか曾祖父とか、もっと前の世代の方だったり。。

 

こうなってくると、いったい今の土地の所有者が誰なのか

調査するだけでかなりのお金と時間がかかります。

 

こういった登記簿に名前が載っているが、それが死者であろうというような方が

200万人もいるようです。

 

不動産の登記は、義務ではなく権利だから、

自分の権利を守るために必要だと思う人は登記すればいいというのが

今の不動産登記法の考え方ですが、

災害時対応とか、固定資産税の徴収とか、国の管理という面を考えると、

不動産登記を義務化するほうがやりやすいですよね。

 

さらに、権利ではなく義務にしてしまえば、

登記のやり忘れもなくなり、上の世代が放っておいた手続きを

下の世代が苦労してやらなければならないというような事態もなくなります。

(こういうご相談、かなり増えております)

 

先日開催した相談会でも、

祖父名義の不動産の固定資産税の請求が孫世代に突然送られてきた

なんていう相談をお受けしましたが、

これも親世代が手続きを放置していたがために

孫の世代の皆さんが苦労する羽目に陥っています。

(結局名義を変えないことには、売るのも貸すのも難しいので

これから登記をしていく必要があります。)

 

今は、子供に迷惑をかけたくないという理由から「終活」する人が増えてますが、

こういった財産の権利関係をしっかり整えておいてあげるのも

非常に大切な「終活」の一つだと思います。


やり忘れている手続きがあるかたは、

事情がわかっている世代が元気なうちに

手続きをやってしまうことをお勧めします。

 

ご心配なことがございましたらお気軽にご連絡くださいね(^ヮ^)

皆様も良い一日をお過ごしください。

 

28.6.22

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